入門マクロ経済学(有斐閣、中谷)

中谷巌 (著), 下井直毅 (著), 塚田裕昭 (著)
出版社 ‏ : ‎ 日本評論社、出典:出版社HP

 

本書『入門マクロ経済学 第6版』は、経済学部の学生、社会人、他学部の学生、公務員試験受験者など、マクロ経済学の基礎を学びたい人を対象とした教科書です。1981年の初版発行以来、40年にわたり改訂を重ね、最新の経済状況と理論の変化を反映して六回目の改訂版が出版されました。特に、2008年のリーマンショック後の金融緩和や新型コロナウイルス対策としての財政出動のような現代の経済政策について、従来のマクロ経済学では説明しきれない現象を分析し、内生的貨幣供給や現代貨幣理論(MMT)を含む新しい理論を紹介しています。

本書は、簡潔な説明と視覚的なフローチャートを用いて、マクロ経済学の体系を効率よく理解できるように構成されています。各章の終わりには、理解度を確認するためのポイント、テスト、問題が用意されています。

第1部の「イントロダクション」では、マクロ経済学の概要と、マクロ経済学が扱う主な市場について解説しています。経済全体の行動を理解するためには、マクロ経済学の体系的なフレームワークが必要であり、本書はその理論的枠組みを提供することを目的としています。また、マクロ経済学の学習は現実の経済問題を解明するために重要であると強調しています。

中谷巌 (著), 下井直毅 (著), 塚田裕昭 (著)
出版社 ‏ : ‎ 日本評論社、出典:出版社HP

Part 1 イントロダクション
第1章 マクロ経済学とは
第2章 GDPを理解する
第3章 マクロ経済学における「短期」と「長期」

Part 2 短期モデル
第4章 GDPはどのように決まるか
第5章 貨幣の需給と利子率
第6章 IS-LM分析と財政金融政策
第7章 国際マクロ経済学

Part 3 長期均衡への調整
第8章 短期モデルと長期モデルの比較
第9章 物価水準はどのように決まるか
第10章 インフレとデフレ
第11章 経済成長の理論

Part 4 消費・投資
第12章 消費と貯蓄
第13章 投資決定の理論

Part 5 さらに進んだマクロ経済学
第14章 ケインジアン・マネタリスト以降のマクロ経済学
第15章 マクロ経済政策の有効性について
第16章 エピローグ:「現代貨幣理論」(MMT)とパンデミック

入門マクロ経済学(有斐閣、中谷)