(1)資本の黄金率水準とは,長期の定常状態において,一人当たりの消費が最大になるような一人当たり資本ストック水準のことです.
(2)限界費用価格規制とは,特にガスや電気など巨額の固定費用が存在することによって生じる独占です,自然独占となる産業に対して,財価格を限界費用と同じに設定するよう規制するものです.この時,企業の利潤は必ずマイナスとなるため,実際には政府が企業にマイナスの分を補助金等で補填する必要があります.自然独占となる産業では,規模の経済性が発揮されることにより,独占を認め,価格を限界費用と同じに設定することで社会厚生を最大にすることができます.
(3)国際金融のトリレンマとは,一国が,自由な国際資本移動,固定相場制度,独立した金融政策,の3つを同時に達成することはできないというもののことを言います.