関東圏と関西圏の経済学大学院(院試/修士)を考えていて思うこと

 

関東では、東京大学と一橋大学、関西では京都大学・大阪大学・神戸大学があります。

関東:東京大学・一橋大学
関西:京都大学・大阪大学・神戸大学

この5校は、経済学の大学院への進学を考える際に、志望先として挙がりやすい大学です。

ただ、以前から思っているのが、関東にも、関西の「京都大学・大阪大学・神戸大学」のような構成で、もう一つ国立大学の経済学系大学院があればよいのにな、ということです。

 

 

 

言い換えると、関西における神戸大学のような位置づけの大学が、関東にももう一つあれば、大学院受験の選択肢を組みやすくなるのではないかと思っています。

特に、居住地や仕事、家庭などの事情から、進学先を関東圏に限らざるを得ない受験生も少なくありません。そのような場合、国立大学の経済学系大学院を中心に考えると、東京大学と一橋大学の2校が中心になりやすくなります。

一方、関西では、京都大学・大阪大学・神戸大学という3つの国立大学を受験候補として考えることができます。この「3校ある」ということ自体が、受験する側からすると一つの大きなメリットだと思います。

 

 

 

さらに、神戸大学には、比較的早い時期に入試が行われるという特徴もあります。

たとえば毎年神戸大学大学院経済学研究科・博士課程前期課程の一般入試Ⅰ期では、筆記試験と口述試験が2026年8月中旬に実施され、合格発表は9月3-5日辺りとなっています。

これに対して、京都大学大学院経済学研究科の毎年の修士課程一般選抜では、書類選考が8月、口述試験が9月中旬に設定されています。大阪大学大学院経済学研究科でも夏季入試が行われ、2027年度入試では9月に筆記試験後の選考が続いています。

つまり、関西ではまず神戸大学を受験し、その結果を確認したうえで、その後の京都大学や大阪大学の選考に臨むという流れを組むことができます。

これは受験生にとって、意外と大きな意味があると思います。

 

 

もちろん、大学院を選ぶうえでは、自分の研究したい分野や指導を希望する先生がいるかどうかが最も重要です。しかし、実際に複数の大学院を受験するとなると、「どの大学の試験が先にあるのか」「いつ結果が分かるのか」という入試日程も無視できません。

特に、第一志望や第二志望の大学の面接を受ける時点で、すでに一つ合格を持っている場合と、まだどこにも合格していない場合とでは、心理的な安心感がかなり違います。

 

 

その意味で、関西では神戸大学が一つの重要な役割を果たしているように感じます。

京都大学と大阪大学だけではなく、その前の段階に神戸大学という有力な国立大学の経済学研究科があり、しかも比較的早い時期に受験と合格発表があります。そのため、「神戸大学を受験し、その結果を持ったうえで阪大や京大の選考に進む」という受験の組み方が可能になります。

一方、関東で国立大学の経済学系大学院を中心に考えると、東京大学と一橋大学の2校に候補が集中しやすくなります。

もちろん、関東にもほかの国公立大学や経済学を学べる大学院はあります。ただ、ここで考えているのは単に大学の数の問題ではありません。

関西における神戸大学のように、経済学の研究環境があり、国立大学で、さらに入試日程の面でも東大や一橋とは少し違うタイミングで受験できる大学がもう一つ関東にあれば、受験の組み方に幅が出るのではないか、ということです。

関西の「京都大学・大阪大学・神戸大学」という3校の構成を見ていると、東京大学・一橋大学に加えて、そうした「関東版の神戸大学」のような選択肢がもう一つあればよいのにな、と大学院入試の日程を見るたびに思います。

 

 

 

なので、場所を問わない方には神戸大学の受験はおすすめしています。もちろん関西で院に通いたいならより受けたほうがよいです。

ただ、関東の院を希望の方だったら、中々進められませんが、行かないとしても神戸大学を受けることはその後の院の口述試験/面接の練習にもなるし良いとは思います。

また東京大、一橋大以外で何か受けたいだと、ここは色々とアプローチがありますのでお問い合わせください。