【東京大学公共政策大学院】2020年度院試試験の解答(経済学/マクロ/問題3)

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問題3

(1)支出面から見たGDPの構成要素は,以下の通りです,

•民間最終消費支出
•国内総固定資本形成
•在庫品増加
•政府最終消費支出
•財サービスの輸出 – 財サービスの輸入

(2)
消費者物価指数は輸入品(石油など)の物価高上昇に大きく影響されるが,GDPデフレーターは国内の財のみを対象としている為,消費者物価指数に比べてGDPデフレーターの伸びが低いです.また,GDPデフレーターは国内価格に比べて輸入価格が上昇すると,かえって低下します.よって,消費者物価指数とGDPデフレーターが対象としている財のバスケットの違いから,このような結果となっています.