【計量経済学】教科書・参考書おすすめ本 – part2

【計量経済学】教科書・参考書おすすめ本(入門,大学学部,大学院でのテキストランキング57選)

 

 

 

計量経済学の第一歩 — 実証分析のススメ

 

 

実証分析の重要性の説明:

・日常生活の選択と行動の連続において実証分析の役割

・選択肢と結果の予想との関連性の強調

 

選択と行動における予想と結果の関連性の強調:

・例として、通学ルートや大学選択の意思決定過程を挙げ、過去の傾向を基に未来を予測する考え方

・予測の重要性と実証分析によって過去のデータから予想を立てる方法の紹介

 

大学選択を通じて、過去の傾向を活用した未来の予測方法の説明:

・大学選択において過去の卒業生のキャリアパスから未来を予想するプロセス

・理想的な未来に近づくための大学選択の意義

 

実証分析の基本概念紹介とその有用性の強調:

・実証分析とはデータを用いて仮説を確かめる方法であることの説明

・現実世界の問題に対する洞察を深め、合理的な選択をする手段としての価値

 

計量経済学の役割と目的の説明、実証分析手法としての価値の強調:

・計量経済学が実証分析においてどのように役立つか

・統計的手法を使用してデータを解釈し、仮説を検証する方法の有用性

 

本書の構成と各章の内容の紹介:

・本書の三部構成と各章の内容の要約

・読者が本書を理解しやすく進めるための案内

 

本書の対象読者層と利用範囲の広さの示唆:

・本書が経済学系の学生や政策形成に携わる実務家だけでなく、幅広い読者に価値を提供することを強調

・経済学や実証分析の知識を前提としない分かりやすい内容としてのアピール

 

 

 

入門 実践する計量経済学

 

 

本書のポイント:

・計量経済学の入門から中級向けの教科書

・計量経済学の目的は、経済変数間の関係を数量化して経済政策の評価や経済理論の検証を行うこと

・大学院での経済学専攻や学部生の卒論においても、データ分析に計量経済学が必須

・計量経済学は経済分野にとどまらず、経営学やマーケティング分野でも広く利用されている

 

計量経済学の特徴:

・実証例が豊富で、生きた知識として計量経済学を理解できる

・数学的知識は高校初級程度で理解可能。証明や図を使って視覚的にも理解しやすくしている

・本書で深い理解が可能で、上級の専門書にも基礎を作ることができる。データや練習問題の解答はウェブサイトで提供

 

本書の構成:

・第1章: 計量経済学の概要

・第I部: 回帰分析の基礎

・第II部: 回帰分析の応用

・第III部: 時系列分析

・付録 A: 数学的解説、付録 B: 統計的性質、付録 C: 実証分析ガイド、付録 D: 書籍紹介、付録 E: ギリシャ文字の読み方

 

本書の製作背景:

・学部3,4年生向けに開講していた講義資料をもとに執筆

・新型コロナウイルス感染症の影響で授業がオンラインになり、それに対応する形で講義資料を大幅に書き直した

 

読者の想定:

・統計学の基礎を既に学習した学部生や社会人で、真剣に計量経済学を学びたい人

・本書を通じて、計量経済学の理論と実用法を深く理解できる

 

計量経済学 (y21)

 

 

目次の内容

・序章:計量経済学の概要とその重要性についての紹介。
・第Ⅰ部:回帰モデルの基礎に関する内容。条件付き期待値やK変数回帰モデルなどの基本的な概念を解説。
・第Ⅱ部:回帰モデルの拡張に関する内容。一般化された回帰モデルや説明変数と攪乱項の相関についての解説。
・第Ⅲ部:より進んだ分析方法に関する内容。最尤法やパネルデータ、特定化のテストなどの高度なテーマを取り扱う。

特徴

・本書は入門書でありながら、行列を用いた議論が行われている。
・線形代数の初歩を学んだことがある人には、本書を通じて計量経済学の入門が可能。
・本書の後半部分には特に重点を置いて学習することが推奨されている。
・統計学や計量経済学の入門を終えた後の学習者に最適な内容となっている。
・本書を理解することで、上級の教科書や異なる分野の書籍へのアプローチが可能となる。

 

 

 

計量経済学 NBS

 

 

・本書の執筆に際して、計量経済学の入門的な分析手法の理論的な背景を厳密に詳しく書くことが目的

・式展開を丁寧にし、証明の途中での理解を容易にする工夫を凝らす

・同時期に出版される『計量経済学のための統計学』との連動性を強調し、数学的な知識がこの2冊に収まるようにする

・本書の読者対象は、入門的な統計学を学習した経験のある人々。統計学の基本用語に不慣れな人には『計量経済学のための統計学』の先行学習が推奨される

・本書の構成は、計量経済学の基本から高度な内容へと段階的に進み、因果効果の推定方法を重点的に取り扱う

・各章には例題の解答が含まれ、最後に章末問題の解答も掲載。実際のデータ分析には統計解析ソフトウェア「R」を活用する

・本書を講義で使用する先生方へ、各章の内容は90分講義2回分程度。章ごとの流れを踏まえて講義進行を検討し、学生のニーズに合わせてアレンジ可能

例題で学ぶ初歩からの計量経済学

 

例題で学ぶ 初歩からの計量経済学[第2版]” は白砂堤津耶によって著された計量経済学の入門書です。この本は、豊富な例題を解くことを通じて、計量経済学の理論とテクニックを無理なく学べるよう設計されています。

目次には、統計学の基礎知識、単純回帰モデル、重回帰モデル、回帰モデルの仮説検定と予測、ダミー変数、系列相関、連立方程式モデル、産業連関分析、コンピュータによる計量経済分析などが含まれています。これにより、計量経済学の基本的方法を平易に理解することができます。

 

 

新しい計量経済学—データで因果関係に迫る

 

『新しい計量経済学—データで因果関係に迫る』は、大阪府立大学経済学部講師を経て、同大学大学院経済学研究科准教授となった鹿野繁樹氏によって著された計量経済学に関するテキストです。

本書は経済データをはじめとする非実験データから因果関係を識別する方法に焦点を当てており、重回帰分析や操作変数法などの代表的な分析手法を解説しています。初級から中級レベルの計量経済学を幅広くカバーしており、理想的な実験データと非実験データの対比を通じて分析手法を解説しています。

 

 

 

入門計量経済学(ストック/ワトソン)

 

『入門計量経済学』は、ジェームス・H・ストックとマーク・W・ワトソンによる計量経済学の教科書です。この本は、実際の応用例を通じて計量経済学の手法と理論を学ぶことができるように設計されています。従来の教科書とは異なり、現実の問題を設定し、その解決を通じて必要な分析手法や計量理論を学ぶアプローチが取られています。各章末には実証練習問題があり、実際のデータ分析を行いながら理解を深めることが可能です。

本書の目次は、問題意識と基礎復習から始まり、回帰分析の基礎、非線形関数の回帰分析、そして多変数回帰分析などを含んでいます。例えば、第1部では経済学の問題とデータに関する内容が、第2部では1説明変数の線形回帰分析などが取り上げられています。さらに、第8章では非線形関数の回帰分析が扱われています。

また、本書は初学者でも自学習に適しているという特徴があります。とても平易で丁寧な筆致が徹底されており、予備知識がない初学者でも各議論のステップを理解できるように配慮されています。

 

 

Introductory Econometrics: A Modern Approach(Wooldridge)

 

 

『Introductory Econometrics: A Modern Approach』は、ミシガン州立大学の経済学大学特別教授であるJeffrey M. Wooldridgeによって書かれた計量経済学のテキストブックです。

Wooldridge教授は、カリフォルニア大学バークレー校でコンピュータサイエンスと経済学の学士号を取得し、カリフォルニア大学サンディエゴ校で経済学の博士号を取得しました。彼はEconometric SocietyやJournal of Econometricsのフェローであり、多くの賞を受賞しています。彼の研究業績には、Econometrics and the Handbook of Applied Econometricsの章も含まれています。

 

 

Mastering ‘Metrics: The Path from Cause to Effect

 

ノーベル経済学賞受賞者のJoshua D. Angristと、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの教授であるJörn-Steffen Pischkeによって共著された経済学の教科書です。この本は、経済学における統計的手法を、原因と効果の関係を解明するために使用する「計量経済学」として紹介しています。特に、本書は計量経済学の五つの主要な手法―ランダム割り当て、回帰分析、操作変数、回帰不連続デザイン、および差分の差分法―を実世界の例を通じて紹介しています。

本書は、計量経済学の重要性を示し、面白おかしくアクセスしやすい議論を通じて、計量経済学の研究に必要な基本的なツールを提示しています。例えば、健康保険が人々の健康にどのような影響を与えるか、高価な私立大学や選抜公立高校が他の教育機関よりも優れているかなど、様々な実際の疑問に対して、これらの方法論を適用しています。

AngristとPischkeは、経済学の分野での豊富な経験と専門知識を持ち、その知見を本書に反映させています。Angristはマサチューセッツ工科大学の経済学教授であり、Pischkeはロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの経済学教授です。彼らは、経済学における因果推論のパラダイムを、楽しく、アクセスしやすい方法で説明し、この分野の理解を深めるためのガイドとしています。

総じて、『Mastering ‘Metrics』は計量経済学の基本を学びたい人々にとって理想的な書籍であり、現代の計量経済学における主要なアプローチを視覚的な例とユーモアを交えて紹介しています。

 

44の例題で学ぶ計量経済学

『44の例題で学ぶ計量経済学』は、唐渡広志によって書かれた計量経済学に関する教科書です。この本は、観測データを利用して統計学的に経済理論仮説を検証し、新しい事実発見を行うことを目的とする計量経済学の分野に焦点を当てています。

本書の特徴は、実際の経済データを計量経済学的に分析する方法を44の例題を通じて学ぶ点にあります。例題は具体的で、分析結果の解釈ができるようになることを目的としています。複雑な計算は省略せず、計算過程を丁寧に解説しており、Excelで計算する方法も説明されています。このため、初学者でも理解しやすい内容となっています。

この本は、計量経済学を初めて学ぶ社会人や学生、Excelによる経済データ分析に関心がある社会人の自習書として、また経済・経営系の学部学生にとって有用な教材です。実用的なアプローチと実際のデータを使った具体的な分析例が特徴であり、計量経済学の理解を深めるための良い資源となるでしょう

 

しっかり入門・計量経済学—回帰分析編

 

『しっかり入門・計量経済学—回帰分析編 経済セミナーe-Book』は、計量経済学に関する専門書であり、永瀬伸子、縄田和満、市村英彦、美添泰人、白砂堤津耶らによって共著されました。本書は計量経済学、特に回帰分析に焦点を当てた入門書として位置付けられています。

永瀬伸子教授はお茶の水女子大学の教授で、労働経済学と社会保障論を専門としています。永瀬教授は、女性のキャリア形成や家庭内での男性の家事育児参加、制度や法政策などについて、学際的な視点から研究を行っており、その研究成果は多岐にわたります。また、国際的な研究活動も盛んに行っており、ハーバード大学やコーネル大学で客員研究員として活動した経歴もあります

市村英彦は、アリゾナ大学の教授であり、計量経済学における様々な推定問題や政策効果測定法の開発と応用に関する研究を行っています。彼は計量経済学会の終身フェローであり、2018年から2019年にかけて日本経済学会の会長を務めました

これらの著者たちは、それぞれの分野で高い専門知識を持ち合わせており、その知見を本書に反映させています。『しっかり入門・計量経済学—回帰分析編』は、計量経済学に興味を持つ初学者や学生にとって、理解を深めるための貴重な資源となるでしょう。

 

 

 

 

計量経済学の使い方 上,下

 

『計量経済学の使い方 上下[基礎編]実践的ガイド』は、A・H・ストゥデムントによって書かれた計量経済学のテキストです。

本書は特に学部生を対象にしており、数学や統計の高度な訓練を受けていない学生でも理解しやすい内容となっています。基本概念を豊富な図と事例で説明し、必要最低限の数式で計量分析の基礎から応用までを網羅しています。

また、実証分析を行うための多数のデータセットが収録されており、Eviewsを含む各種計量分析ソフトに対応しています。このテキストは、計量経済学分野で全米2位の売上を誇るベストセラーで、日本語のテキストでは通常カバーされない時系列分析やパネル分析も扱っています​​

 

 

計量経済学(新経済学ライブラリ 12) (山本拓)

 

山本拓教授による『計量経済学 (新経済学ライブラリ)』は、計量経済学の基本的な理論と方法を扱った書籍です。

計量経済学に関する統計理論的な考え方や数式の展開を丁寧に説明し、最小二乗法、単純回帰分析、多重回帰分析などの基本から、モデルの関数型、F検定、構造変化の検定、分布ラグ・モデルなどの応用的なトピックまで幅広くカバーしています。また、説明変数と撹乱項の相関、同時方程式モデル、パネルデータ分析などの拡張されたトピックにも触れています

 

 

計量経済学 (ライブラリ今日の経済学 17)

 

『計量経済学 (ライブラリ今日の経済学)』は、谷崎久志教授と溝渕健一教授による計量経済学の入門テキストです。

計量経済学の基本手法と結果の解釈に焦点を当て、式の導出過程を可能な限り省略せずに示しています。統計学や数学を補論として盛り込み、統計解析ソフトGretlを用いた実証分析も解説しています。目次には「計量経済学とは?」、「回帰分析」、「統計学の回帰分析への応用」などの項目が含まれており、練習問題も付属しています。