【TOEFL】東京大学公共政策大学院におけるTOEFL対策 – 平均点・ボーダーライン・足切りはある?

東大院試におけるTOEFLの立ち位置

東大の公共政策だけでなく東大での院試では多くの研究科での英語スコアでTOEELが求められます。

今回は東京大学の大学院である公共政策大学院のTOEFLについて解説します。公共政策を受ける予定で、TOEFLについてどのくらいやっておけばいいのか、この辺りは受験者の多くが知りたいところかと思います。

もちろんTOEFLだけでは合否は決まりませんので、確実にこの点数をとればいいというのはありません。

FRONT LABではこれまで多くのの東大公共の出願者のアドバイスをしてきましたが、これまでの合格者の中では、最低点は○○点、最高点は○○○(海外のトップの公共政策大学院でも大丈夫、、)とかなり合格者にもばらつきがあり、TOEFLが低くても受かっている方を見てきましたし、逆で高くても落ちている方を見てきました。以下には簡潔ではありますが、対策を述べていきます。

 

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東大公共政策の試験の概要

公共政策の試験は、6つの試験区分から1つ選び回答する専門試験(エッセイ)、英語力を証明するTOEFLのスコアの提出、学習計画書・成績証明、面接です。これらの試験項目のうち、今回はTOEFLについてになります。

 

 

なぜTOEFLなのか

東大の公共政策大学院の場合、TOEFLのスコア提出が必須になります。ここで注意するのは、TOEICでもなく英検でもなく、TOEFLが必要であるということです。

公共政策大学院に入学したら、授業やレポート、課題も英語で行われます。そのため、英語でのいわゆる4技能が非常に重要です。TOEICは基本的にリーディングとリスニングだけですが、TOEFLは上記の二つに加えてスピーキングやライティングも試験に含まれます。そのため、公共政策大学院の入試では、より多角的に英語に関する力を測ることができるTOEFLが重要視されております。

 

TOEFLの合格者の平均得点

東京大学公共政策大学院大学院の最終合格者のTOEFL iBTの平均スコアは、下記の表の通りです。

 

年度 合格者平均スコア
2013 85.7
2014 87.6
2015 84.8
2016 84.2
2017 87.4
2018 88.0
2019 88.7
2020 86.1
2021 89.0
2022 88.0
2023 89.0
2024 少し上昇傾向です。。

 

若干では年々、平均値が上がってきております。現状では90点近く取ればかなり有利と言えるのでしょう。しかし、日本人の平均スコアが65-70点であることを踏まえると、決して簡単なことではありませんが低い点数でも受かっている方もいます。他でカバーしながら見極めて行きましょう。

 

初めてのTOEFLの場合は受験年の年明けに

また、公共政策の受験者が平均的に見ると最初に受けるのも遅いということがあげられます。毎年、東大の公共政策についてのご相談でお問い合わせいただく方にもTOEFLの方はどうですかとお尋ねしておりますが、まだ受けたことがありませんとの返答の方が多いのが現状です。

 

ぜひとも、まずは対策も十分にはできてないけどTOEFLの試験を受けることをおすすめします。そこではTOEFLのテストはこのようなものかと体験したことで、慣れることが目的になります。英語がもともと得意、留学経験がある方以外は初回では90点以上はなかなか難しいので1回目で目標スクアを目指さず、まずは1回目の試験はやり切ることにフォーカスをあてて2回目、3回目辺りで目標スコアを取れることが望ましいです。

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4技能の配点について – リーディングセクションで20点以上は必要か?

先程の90点以上なら安心とのことがありますので、どのように配点を4科目でとるのが良いかということですが、やはりリスニング、リーディングではある程度のこれまでの英語学習もあり、得点をかせぎたいセクションにはなります。

また東大の院試でのTOEFL リーディングを20を切ると足切りになるという問い合わせもありましたが、これに関しては20未満でも問題はありません。しかしながらやはり得点を取りやすいセクションにはなりますので20点以上はほしいというのはあります。

また、70点台についても過去に受かった方もおり、トータルスコアでの足切りも実際はないと思われます。公共に関しては、特に出願書類・試験の総合として判断というのがより強い傾向があります。なので東大大学院院試でのTOEFLでの足切りはあるかないかですとないと思いますが、70点以上は取れるようにしておきましょう。

 

 

 

 

 

また下記では目標点が90点の場合と、80点の場合のセクションごとの目標点のモデルを示しています。

90点目指すなら

リスニング25
リーディング25
ライティング20
スピーキング20

また、80点を目指すなら

リスニング23
リーディング23
ライティング17
スピーキング17

このような配分になるかと思われますが、もちろん個人差があります。極端にリスニング30、リーディング30あたりにいく場合の方もいるかと思いますので、この辺りは自身の得点源がどこかを知りながら目標スコアを目指しましょう。

最後に簡単ではありますが、対策についてです。この辺りは多くの本や、講座などもあるのでそれらを参照していただければと思います。

①リーディング

リーディングでは、3〜4個の長文を読みます。やはり重要なのが、先に問題を読むことです。これから何が問われるのかを、長文を読む前に確認することで、短い試験時間の中で効率的に問題を処理することができます。ぜひ実践してください。

そして、単語を覚えてください。TOEFL用の単語帳を1つ購入して徹底的に覚えてください。やはり出る単語にはある程度傾向があるので、1つ買ってみるのをおすすめします。単語力はリーディングのみならず全てのセクションで必要になります。

②リスニング

リスニングの向上には、たくさん英語を聞くことが重要ですし、TOEFLの長いリスニング問題にも対応できる集中力も必要になります。

③スピーキング

スピーキング・セクションは声を録音するので、滑舌良く、はっきり話すことが重要になってきます。速く話す必要はありませんが、一語一語丁寧に英語らしい発音やリズムで話す練習をしましょう。

④ライティング

ライティングは、テンプレートを使いましょう。テンプレートを暗記して、本番は得られた情報を埋め込むだけにしておけば、短い試験時間で効率的に回答することができます。

 

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