広島市立大学大学院では公共政策大学院はありませんが、政策関連の研究科、専攻がいくつか準備されております。
平和学研究科の概要
平和学研究科は、平和学をはじめとする国際政治学、国際法学、国際関係論などの専門領域における分析手法を学び、現実の問題を専門的かつ総合的に分析できる人材を育成することを目的としています。この研究科では、平和創造や平和維持に貢献するための教育が行われています。
平和学研究科には、修士課程(博士前期課程)と博士後期課程があります。修士課程では、核戦争の脅威や悲惨さ、戦争と平和の歴史、平和創造の手法などを学びます。この課程は「研究基礎科目」、「平和の理論」、「グローバル/リージョナル・ガヴァナンス」の三つの科目区分で構成されており、特殊演習科目で指導教員のもと修士論文の構想作成と執筆に必要な学識を学びます。
博士後期課程では、より専門的な研究が行われ、平和学に関連する様々な分野での研究が進められます。ここでは、グローバル・ガヴァナンス、現代社会と平和、現代国際法と平和などの特殊研究科目を学び、博士学位論文の完成を目指します。
平和学研究科は、広島市立大学が人類史上最初の被爆地である広島に設置されており、核兵器の廃絶に向けた学術研究や世界平和の創造・維持、地域社会の発展に貢献することを目指しています。